mũirĩtu
キクユ語
編集異表記・別形
編集- IPA: /moìɾéːtú/
- この ĩ は長母音である[1]。
- Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス4」で、他に同クラスの3音節語幹語には kĩhengere、ngagaca、kĩariũngũ などがある。
- 〔キアンブ方言〕IPA: /mòìɾéːtù(ꜜ)/
- Armstrong (1940:52) では mũceere、mbarathi、ndũrũme、mũthanga、Mũthũngũ と共に3音節かつ孤立形で「高め、高、中」という声調を帯びる語とされている[2]。
- 〔カベテ方言〕Kagaya (1981:7,9) によると孤立形は [moìɾéːtù] で、後ろに nĩ がある場合も [moìɾéːtù né]、前に nĩ がある場合も [né moìɾéːtù] であるが、前に ti がある場合は [tí moíꜜɾéːtù] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによって声調の変動が見られる。この変動のパターンは thimiti と同様のものである[3]。
- 〔リムル方言〕湯川 (1981) では mũkiha、magathĩ、gĩcũhĩ、mũnyago、mũrarĩ、mũgogo(複数: mĩgogo)、mũgaa、thamaki、mũberethi、mũthamaki、thabina、mũtokaa、njogoo、mũcakwe、therũ、mũceere、Mũthũngũ、mũthanga、njũi、rĩithori(複数: maithori)、mwegetho、mũcemanio、kĩgokora、mbarathi、kĩroruha、mũtembei、ndagitari などと同じ「高低I型」アクセントの名詞と分類されている[4]。
名詞
編集ことわざ
編集関連語
編集名詞:
参照
編集脚注
編集- ↑ "mũirĩtu" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ Armstrong, Lilias E. (1940). The Phonetic and Tonal Structure of Kikuyu. Rep. 1967. (Also in 2018 by Routledge).
- ↑ Kagaya, Ryohei (1981). "An Analysis of Tonal Classification of Noun in the Kabete Dialect of Kikuyu." In Journal of Asian and African Studies, No. 22, 1–20.
- ↑ 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。