thamaki
キクユ語
編集語源
編集- IPA: /ðàmákì(ꜜ)/
- 〔キアンブ方言〕
- 〔リムル方言〕湯川 (1981:89) によると孤立形は [ðàmákì] で、後ろに ĩno〈この〉が続く場合も [ðàmákì ènɔ́]、yakwa〈私の〉が続く場合も [ðàmákì jààkóá]、後ろに nĩ がある場合も [ðàmákì nè]、前に nĩ がある場合も [nééðàmákì] であるが、前に ti がある場合は [tìíðámákì] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られる[2]。なお、ti の高さについてはリムル方言と同じくキアンブ方言に属するナイロビ方言を調査した湯川 (1985:199) で高いと訂正されている[3]。湯川 (1981) では mũkiha、magathĩ、gĩcũhĩ、mũnyago、mũrarĩ、mũgogo(複数: mĩgogo)、mũgaa、thamaki、mũberethi、mũthamaki、thabina、mũtokaa、njogoo、mũcakwe、therũ、mũceere、Mũthũngũ、mũthanga、njũi、rĩithori(複数: maithori)、mwegetho、mũcemanio、kĩgokora、mbarathi、kĩroruha、mũtembei、ndagitari などは同じ「高低I型」アクセントの名詞と分類されている[2]。
名詞
編集thamaki クラス9/10(複数: thamaki)
参照
編集脚注
編集- ↑ 1.0 1.1 "thamaki" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 490. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ 2.0 2.1 2.2 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。
- ↑ 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.
- ↑ Muiru, David N. (2007). Wĩrute Gĩgĩkũyũ: Marĩtwa Ma Gĩgĩkũyũ Mataũrĩtwo Na Gĩthũngũ, p. 10.