mũtembei
キクユ語
編集語源
編集- IPA: /mò.tɛ̀.mbɛ́.ì(ꜜ)/
- 〔キアンブ方言〕
- 〔リムル方言〕湯川 (1981:100) によると孤立形は [mòtɛ̀m̀bɛ́ì] で、後ろに ũyũ〈この〉が続く場合も [mòtɛ̀m̀bɛ́ì òjó]、後ろに wakwa〈私の〉が続く場合も [mòtɛ̀m̀bɛ́ì wààkóá]、後ろに nĩ がある場合も [mòtɛ̀m̀bɛ́ì nè] であるが、前に nĩ がある場合は [né mótɛ̀m̀bɛ́ì]、前に ti がある場合は [tì mótɛ́ḿbɛ́ì] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られる[3]。なお、ti の高さについてはリムル方言と同じくキアンブ方言に属するナイロビ方言を調査した湯川 (1985:199) で高いと訂正されている[4]。湯川 (1981) では mũkiha、magathĩ、gĩcũhĩ、mũnyago、mũrarĩ、mũgogo（複数: mĩgogo）、mũgaa、thamaki、mũberethi、mũthamaki、thabina、mũtokaa、njogoo、mũcakwe、therũ、mũceere、Mũthũngũ、mũthanga、njũi、rĩithori（複数: maithori）、mwegetho、mũcemanio、kĩgokora、mbarathi、kĩroruha、mũtembei、ndagitari などは同じ「高低I型」アクセントの名詞と分類されている[3]。
名詞
編集類義語
編集参照
編集脚注
編集- ↑ 1.0 1.1 1.2 "ndembei" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 291. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ Dawson, Marc Harry (1977). The History of Plague in Kenya: The Changing Epidemiology of the Disease Prior to 1920, p. 41. Madison: University of Wisconsin-Madison.
- ↑ 3.0 3.1 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。
- ↑ 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.