せむ

古典日本語

動詞：迫む

せむ【迫む、逼む、攻む】

1. 迫（せま）る。近（ちか）付（づ）く。
2. ぴったりと身（み）に着（つ）ける。
3. 攻撃する。

活用

せ-む 動詞活用表（日本語の活用）

マ行下二段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
せ	め	め	む	むる	むれ	めよ

発音（連体形）

三拍動詞二類

平安時代

しぇむ↗る

南北朝時代

しぇ↘む↗る

室町時代

しぇ↘むる

江戸時代

せ↘むる

諸言語への影響

• 現代日本語: せめる（攻める）

動詞：責む

せむ【責む】

1. 責（せ）める。咎（とが）める。
2. 悩（なや）ます。苦（くる）しめる。
3. せがむ。催促する。
4. 追求する。

活用

せ-む 動詞活用表（日本語の活用）

マ行下二段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
せ	め	め	む	むる	むれ	めよ

諸言語への影響

• 現代日本語: せめる（責める）

連語

せむ【為む】

1. 〜するだろう。あるだろう。
2. 〜しよう。

語源

「す」の未然形 + 推量・意志の助動詞「む」