ほろり および ぼろり も参照。

日本語

編集

異表記・別形

編集

名詞

編集

ぽろり

  1. (#副詞語義4を参照)ぽろりしたもの。また、その写真映像

副詞

編集

ぽろり (オノマトペ)

  1. 水滴などの粒状のものが滴り落ちるさま。
    • 面は火のように、眼は耀くように見えながら涙はぽろりと膝に落ちたり。(幸田露伴『貧乏』)〔1956年〕[1]
  2. おもわず何かを取り落としたり、もろいものが落ちたり欠けたりするさま。
    • ジッとすくむように見えたが、ポロリとドンブリを落した。(坂口安吾『明治開化 安吾捕物 その七 石の下』)〔1951年〕[2]
    • 刀で叩くと首がポロリと落ちているだけでした。(坂口安吾『桜の森の満開の下』)〔1947年〕[3]
  3. 不用意口にするさま。
  4. (俗語) 乳房などが露出してしまうさま。

関連語

編集

語義1[4]

語義3[4]

語義4

動詞

編集

ぽろりする(語義4にのみ用いる)

  1. 青空文庫(2002年12月5日作成、2011年11月1日修正)(底本:「ちくま日本文学全集 幸田露伴」筑摩書房、1992年3月20日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000051/files/4154_7963.html 2024年5月6日参照。
  2. 青空文庫(2006年5月11日作成、2016年3月31日修正)(底本:「坂口安吾全集 10」筑摩書房、1998年11月20日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/43210_23217.html 2024年5月6日参照。
  3. 青空文庫(2006年1月11日作成、2011年5月22日修正)(底本:「坂口安吾全集5」ちくま文庫、筑摩書房、1990年4月24日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42618_21410.html 2024年5月6日参照。
  4. 4.0 4.1 小学館『デジタル大辞泉』. “ぽろり”. コトバンク(wp). 2024年5月6日閲覧。