よぶ【呼ぶ、喚ぶ】
- 自分の所へ来させる。
- 声を掛ける。
- 客として招く。
- 名付ける。
- 称する。いう。
- ある一派の倫理学者の如く行為の結果を以て善悪の標準とする者はお七を大悪人とも呼ぶであろう。この、無垢清浄、玉のようなお七を大悪人と呼ぶ馬鹿もあるであろう。(正岡子規「恋」)
- 引き寄せる。
- またたとえば忠犬美談で甲新聞が人気を呼ぶと、あとからあとからいろいろな忠犬物語がほうぼうから出て来て、日本じゅうが犬だらけになり昭和八犬伝ぐらいはまたたくひまに完成するのである。(寺田寅彦「ジャーナリズム雑感」)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
否定 | よばない | 未然形 + ない |
意志・勧誘 | よぼう | 未然形音便 + う |
丁寧 | よびます | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | よんだ | 連用形音便 + だ |
言い切り | よぶ | 終止形のみ |
名詞化 | よぶこと | 連体形 + こと |
仮定条件 | よべば | 仮定形 + ば |
命令 | よべ | 命令形のみ |