乾燥 (かんそう)
- 水気や湿り気の少ない、乾いた状態。
- この日に限って、こうまで目立ってたくさんにいっせいにはじけたというのは、数日来の晴天でいいかげん乾燥していたのが、この日さらに特別な好晴で湿度の低下したために、多数の実がほぼ一様な極限の乾燥度に達したためであろうと思われた。(寺田寅彦 『藤の実』)
- 面白みや魅力のないこと。
- 複合語:無味乾燥
- 情熱を欠きたる聖浄は自から講壇より起る乾燥の声の如く、美術のヱボルーシヨンには適ひ難し。(北村透谷 『情熱』)
乾燥する (かんそうする)
- かわく。かわいている。
- かわかす。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
否定 | 乾燥しない | 未然形 + ない |
否定(古風) | 乾燥せず | 未然形 + ず |
自発・受身 可能・尊敬 | 乾燥される | 未然形 + れる |
丁寧 | 乾燥します | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | 乾燥した | 連用形 + た |
言い切り | 乾燥する | 終止形のみ |
名詞化 | 乾燥すること | 連体形 + こと |
仮定条件 | 乾燥すれば | 仮定形 + ば |
命令 | 乾燥しろ 乾燥せよ | 命令形のみ |
- ピンイン: gānzào
- 注音符号: ㄍㄢ ㄗㄠˋ
- 広東語: gon1chou3
- 客家語: kôn-châu