玉砕
玉碎 も参照。
日本語
編集名詞
編集- 名誉や忠義のため潔く死ぬこと。
- 第二次世界大戦において、日本軍が、勝機がないにもかかわらず降伏を拒み、部隊が全滅するまで戦い続けたり、集団自決したこと。
- ラバウル十万の将兵を無謀な玉砕に追いやることなく、地下に潜って百年持久の計を樹て、貴重な生命を救い得たのは、戦陣の中に、内村鑑三全集を読みたいと考えたその魂であったと思う。玉砕の名は美しいが、忍びがたきを忍んで、十万の生命を助けたのと、今から考えて、いずれが本当の勇気であったか。(野村胡堂『胡堂百話』)
- (語義2より)降伏せず全滅するまで戦い続けること。
- 失敗を恐れず果敢に挑戦すること。また、挑戦の結果として失敗すること。
由来
編集- 『北斉書・元景安伝』中の「大丈夫寧可玉碎不能瓦全(立派な男子というものは、貴重な玉のまま砕けるべきであって、ありふれた瓦のまま生きながらえるものではない)」より。詳細はウィキペディア『玉砕』の項参照。