日本語

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名詞

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(がぜん)

  1. 何もせずいたずら保身生き長らえること。
    • 若し眼前の小利小康からいへば、蜀の險阻を守つて、北伐などを企てぬ方が得策かも知れぬ。併し此の如きは所謂瓦全で、蜀の自殺に外ならぬ。(桑原隲藏 『支那史上の偉人(孔子と孔明)』)
    • 友よ、自分は君の所謂「動物力」によつて未だに生きてゐる。さうしてその「動物力」の使嗾によつて自分たちの瓦全を何か意味あることのやうに思ひ、且つは君の玉碎を惜み悲しんでゐる。(佐藤春夫 『芥川龍之介を哭す』)
  2. 失敗を恐れ、あえて、挑戦せず凡庸な結果に満足すること。
    • 即ち、凡庸事を内容とする巧なる作品の過多である。作者の方では、なるべく手頃な材料をなるべく巧に描かんとする。評者の方では、描写の巧拙を以て作品の価値を律せんとする。両者相俟って、玉砕を捨て瓦全を取らんとするに至る。(豊島与志雄 『小説の内容論』)

由来

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対義語

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動詞

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中国語

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名詞

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(wǎquán)

  1. 気節を失い生き永らえること。

対義語

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