陳腐 (ちんぷ)
- 頻繁に繰り返され、つまらない様子[1]。使い古されていること。ありふれていて、新鮮さが無いこと。
- 恋の会話は、かならずこのように陳腐なものだが、しかし、この一言が、若い男の胸を、柄(つか)もとおれと突き刺した。(太宰治『犯人』)
- あなたが概念に囚われて机上で歌を作ろうとするから陳腐なのであって、あなた自身の目でこれを見て、感じて、歌われれば、決してそれは古くはないはずです。(北大路魯山人『梅にうぐいす』)
- 古くなって価値や競争力を失うこと。
- 零戦は、既に陳腐となり、新しい戦闘機が求められていた。
陳腐 (ちんぷ)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
推量・意志 | 陳腐だろう | 未然形 + う |
過去・完了 | 陳腐だった | 連用形 + た |
否定形 | 陳腐でない | 連用形 + ない |
自動詞化 | 陳腐になる | 連用形 + なる |
言い切り | 陳腐だ | 終止形のみ |
名詞化 | 陳腐なこと | 連体形 + こと |
仮定条件 | 陳腐ならば | 仮定形 + ば |
様態 | 陳腐そうだ | 語幹 + そうだ |
陳 腐(ピンイン:chénfǔ 簡体:陈腐)
- (日本語と同様)陳腐な。