sirpan

アイヌ語

カナ表記 シㇼパㇴ／シㇽパㇴ／シㇼパン／シㇽパン

異表記・別形

• sircan (シㇼチャㇴ) (幌別方言)

発音

• IPA^(?): /siɾ.pan/, [ʃiɾ(i̽).pan]

語源

sir「世界」 +‎ pan「衰える」

動詞

sirpan (完全動詞, ０項動詞) (十勝方言)

1. 時代（じだい）が衰（おとろ）える。古（こ）き良（よ）き文化（ぶんか）がなくなる。人々（ひとびと）が規則（きそく）を守（まも）らなくなる。時代（じだい）が易（やさ）しくなる。
   • teeta kane shinnupurita tapan petpo ‘Kanchiwetunash’ ari ayea korka tane shirpan kushu ‘Kanchiwemoire’ ari aye ruwe tashi anne!

     今は世が衰えているので流れの遅い川と云っているのさ

   • Teeta anak shinnupur kusu tapan esannot ‘Kamuiesannot’ ari ayea korka tane anakne shirpan kusu ‘Inauesannot’ ari aye ruwe tashi anne!

     昔，えらかった時代にはこの川を流れの早い川と云っていたのだが今は世が衰えているので流れの遅い川と云っているのさ．

   • テㇰ　タネ　アナㇰネ　シㇼチャナ　ヒンネ

     tek tane anakne sir can a hinne

     そして今はもう時代がやさしくなって