漢字

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(中国における筆順)

字源

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  • 形声。「」+音符「囟 /*TSƏ/」。「おもう」を意味する漢語 /*sə/}を表す字。
    • 音符「囟」は一説[字源 1]に「𢀇 /*TSƏ/」の略体で「ひよめき」を意味する{}とは関係がない。
    • 「囟」を「ひよめき」と捉え、「心」+音符「囟」で「頭で考えること」を意味する「会意形声文字」と解釈する説があったが、誤りである。
小篆 流伝の古文字
説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 布之道『廣韻形聲考
    ·囟,《說文》:「囟,頭會匘蓋也。象形。凡囟之屬皆从囟。𦞤,或从肉、宰。𠙷,古文囟字。」文字系統中作爲聲符的「囟」至少有兩類:①精組支部,傳世「細」「𠈈」即此聲;②精組之部,楚簡中讀爲{使}之「囟」、傳世「思」字即此類,該類「囟」也許與「𢀇」有形體上的關係。「囟」之中古音息晉切,未詳,且與「細」「𠈈」置於一處。

意義

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  1. おもう
  2. (仏教) 心がある方向に動機づけられること。五蘊の「」に相当。五位七十五法の一つ(ウィキペディア「五位」も参照)。

日本語

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中国語

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朝鮮語

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ベトナム語

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*

文字情報

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U+601D, 思
CJK 統合漢字-601D

[U+601C]
CJK統合漢字
[U+601E]
文字コード (文字集合規格)
-
  • KS X 1001: 0x5E56
漢点字 六点漢字
字典掲載
康熙字典 381ページ, 4文字目
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 10462
新潮日本語漢字辞典 (2008) 3460
角川大字源 (1992) 2789
講談社新大字典 (1993) 4798
大漢語林 (1992) 3312
三星漢韓大辞典 (1988) 709ページ, 7文字目
漢語大字典 (1986-1989) 4巻, 2280ページ, 4文字目