東 難 南 難 西 寿 北 福(とうなんなんなんせいじゅほくふく)
- 寝るときの枕の向きについて、枕頭を東か南に向けることは縁起が悪く、西か北に向けることは縁起が良いとされること。参考:(1)中野吉平『俚諺大辞典』東方書院、1933年10月、641頁。(2)『大辞典』第19巻、平凡社、1936年3月、2頁。
- 東難南病西寿北福(とうなんなんびょうさいじゅほくふく)
- 枕に東難南病西寿北福といふ事ありて東方を枕にして臥ば災難は身に及ぼし南方を枕に臥ときは病起り西方を枕にすれば長寿を保ち北方を枕にして寝るときは福徳来るといへり。――『住居と園藝』大橋又太郎編、博文館〈日用百科全書 第8編〉、1896年1月、66頁。
- 東貧西福南病北寿(とうひんせいふくなんびょうほくじゅ)
- (千古前聖歴試ノ鑑本ニ云床ニ眠リ臥スニ向ニ東貧西福南病北寿ト云石室ノ金章有)――設楽利十郎『上毛蚕桑経済編』第1号、設楽利十郎、1891年4月、59頁。
- 東貧西福北寿南幼(とうひんせいふくほくじゅなんよう)
- 「東貧西福北寿南幼」と〔は〕枕のことで、東枕に寝れば貧乏し、西枕は福があり、北枕は健康によく、南枕は早死する。――『修訂 三條市史資料』三條史料調査会編、国書刊行会、1981年5月、370頁。補訂:『三条市史』資料編第八巻(民族)、三条市史編修委員会編、新潟県三条市、1982年3月、574頁。