日本語編集

語源編集

ラテン語で知識を意味するscientiaに由来するscienceの訳語。「百科の学問」の意。明治時代に西周によって作られた。

発音編集

名詞編集

かがく

  1. 学問の分野。実証的な学術の体系を指す。
    1. 広義には自然科学人文科学社会科学を含む。
    2. 狭義には自然科学と同義。

訳語編集

派生語編集

動詞編集

-する(かがく-する)

  1. (他動詞) 科学的な手法考え方で物事を調べ解明する。
    • 地理を科学すると捉えると、自然と人間とのかかわり合いが織りなすさまざまな造形や現象と探求し解明することということになり、正しく、「地球を明らかにする」「宇宙を知る」ということになります。(佐野充「地球を科学する学会」)〔1995年〕[1]
    • そのために、最先端の技術やデータサイエンスを教室の中に導入するなどして、教室や授業を科学していきたいと考えていますし、これまで様々なトライもしてきました。(戸ヶ﨑勤、第113回教育課程部会)〔2019年〕[2]
    • そうした医学的リハビリテーションの中核を担う理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は、[……]できるよう指導する専門職です。まさに、障害を科学し、障害と生活環境とのマッチングを主体的に行うことができる、そのための社会的要請によって生まれた専門職であります。(小川克巳、第201回国会参議院)〔2020年〕[3]
    • 最も重要なことは科学するといふ働きがどのやうなことかといふことであります。科学するといふことが分からなければ、科学といふことを唯抽象的にどれだけ知つても、即ち科学することを知らないで唯外から観て科学して居るといはれるに過ぎない働きを営んで居つても、それでは科学は本当には栄えて行かないのであります。。(橋田邦彦「科学する心」)〔1940年〕[4]

活用編集

科学-する 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形
科学

する する すれ しろ
せよ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 科学しない 未然形 + ない
否定(古風) 科学せず 未然形 +
自発・受身
可能・尊敬
科学される 未然形 + れる
丁寧 科学します 連用形 + ます
過去・完了・状態 科学した 連用形 +
言い切り 科学する 終止形のみ
名詞化 科学すること 連体形 + こと
仮定条件 科学すれば 仮定形 +
命令 科学しろ
科学せよ
命令形のみ

中国語編集

名詞編集

 ( (繁): 科學 kēxué )

  1. (日本語に同じ)科学

形容詞編集

科 学( (繁): 科學 kēxué )

  1. 科学的

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  1. 佐野充「地球を科学する学会」『地理科学』第50巻1号、地理科学学会、1995年、p. 39、 https://doi.org/10.20630/chirikagaku.50.1_39 CC BY 4.0で公開
  2. 『教育課程部会(第113回) 議事録』(経済産業省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/gijiroku/mext_00085.html 2020年7月5日参照。
  3. 「第201回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号 令和2年3月24日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120114260X00520200324&spkNum=170&single 2020年7月5日参照。
  4. 橋田邦彦「科学する心」教学叢書第九輯 数学局、1940年、p. 1-2、https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1100846 2020年7月5日参照。