組成 (そせい)
- いくつかの要素・成分から一つのものを組み立てること。主に、組織や体制について使われる。
- 2001年、中山成彬、第151回国会衆議院[1]
- 各企業の戦略を十分に把握した上で、石油公団はプロジェクトの組成段階から企業と協力して取り組む体制を整備いたしまして、迅速かつ実践的な支援を行ってまいりたい。
- 2016年、文部科学省『平成28年版科学技術白書』[2]
- また、大学発ベンチャーに対して、マネジメントチームの組成とこれに携わる人材の育成、マーケティング、資本戦略、知的財産戦略を含む総合的ビジネス戦略の構築など、経営戦略面に十分留意した支援を行う。
- (化学) 化合物や混合物などの成分、およびそれぞれの成分の量の割合。
- 1948年、永井隆『ロザリオの鎖』[3]
- あなたは物理学のほうで空気についての研究もなさっているでしょう。空気の組成についての研究だけでも尽きるところはありますまい。
- 1975年、科学技術庁『昭和50年版 科学技術白書』[4]
- 生成される三重水素(トリチウム)と重水素を組み合せると最適の燃料組成になる。
組成する (そせいする)
- (他動詞) 〔ある一つのものを〕いくつかの要素・成分から組み立てる。
- 1933年、レオン・ワルラス、手塚壽郎訳『純粋経済学要論』[5]
- そしてこの流通論を組成する六章は、純粋経済学の大きな問題の第四である所の流通の問題の解法を示したものである。
- 1935年、寺田寅彦「日本人の自然観」[6]
- しかしまた、日本国民を組成しているいろいろな人種的民族的要素の出所とその渡来の経路を考察せんとする人々にとってはこの植物界の事実が非常に意味の深い暗示の光を投げかけるものと言わなければならない。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
否定 | 組成しない | 未然形 + ない |
否定(古風) | 組成せず | 未然形 + ず |
自発・受身 可能・尊敬 | 組成される | 未然形 + れる |
丁寧 | 組成します | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | 組成した | 連用形 + た |
言い切り | 組成する | 終止形のみ |
名詞化 | 組成すること | 連体形 + こと |
仮定条件 | 組成すれば | 仮定形 + ば |
命令 | 組成しろ 組成せよ | 命令形のみ |
- ピンイン: zǔchéng
- 注音符号: ㄗㄨˇ ㄔㄥˊ
- 広東語: jou2sing4
- 閩南語: cho·-sêng
- 客家語: chû-sṳ̀n
組 成 (ハングル:조성 (joseong) )
- (日本語に同じ)組成。