ngirathi
キクユ語
編集異表記・別形
編集語源
編集- IPA: /ŋɡìɾáːðì/
- この a は長母音である[1]。
- Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス3」で、他に同クラスの3音節語幹語には kĩgokora、mbarĩki、kiumĩri、thimiti などがある。
- 〔キアンブ方言〕
- 〔リムル方言〕湯川 (1981) では ngiraathi として mũkiha、magathĩ、gĩcũhĩ、mũnyago、mũrarĩ、mũgogo(複数: mĩgogo)、mũgaa、thamaki、mũberethi、mũthamaki、thabina、mũtokaa、njogoo、mũcakwe、therũ、mũceere、Mũthũngũ、mũthanga、njũi、rĩithori(複数: maithori)、mwegetho、mũcemanio、kĩgokora、mbarathi、kĩroruha、mũtembei、ndagitari などと同じ「高低I型」アクセントの名詞と分類されている[3]。
- 〔ムランガ方言、ニェリ方言〕
- Kagaya (1982:33,35) によると孤立形、後ろや前に nĩ がある場合は [ŋɡìɾáːðì]、前に ti がある場合は [ŋɡíꜜɾáːðì] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによって声調の変動が見られるが、この変動パターンは njohero と同様のものである[4]。
名詞
編集ngirathi クラス9/10(複数: ngirathi)
参照
編集脚注
編集- ↑ 1.0 1.1 1.2 "ngirathi" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 309. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ 2.0 2.1 Njagi, James Kinyua. (2016). Lexical Borrowing and Semantic Change: A Case of English and Gĩkũyũ Contact, p. 41.
- ↑ 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。
- ↑ Kagaya, Ryohei (1982). "Tonal Analysis of Kikuyu Nouns in Three Dialects: Murang'a, Nyeri and Ndia." In Journal of Asian and African Studies, No. 24, 1–42.