つつしむ【慎む・謹む】
- (慎む)調子に乗り過ちを犯さぬよう、行動を控えめにする。
- (謹む)敬意を表し、畏まる。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
否定 | つつしまない | 未然形 + ない |
意志・勧誘 | つつしもう | 未然形音便 + う |
丁寧 | つつしみます | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | つつしんだ | 連用形音便 + だ |
言い切り | つつしむ | 終止形のみ |
名詞化 | つつしむこと | 連体形 + こと |
仮定条件 | つつしめば | 仮定形 + ば |
命令 | つつしめ | 命令形のみ |
- 「つつむ」より、物をあからさまに見せないことから。
つつしむ【慎む】
- あやまちや軽はずみなことがないように気をつける。慎重に事をなす。
- 度をすごさないようにする。控えめにする。節制する。
- (「謹む」と書く)うやうやしくかしこまる。
- 君達きんだちさへ余り慎み給て、今は目も見せ給はねば〈狭衣・四〉
- 物忌みする。斎戒する。
- ながき物忌みにうちつづき、著座といふわざしては慎みければ〈かげろふ・下〉