ともかせぎ

日本語

名詞

ともかせぎ【共稼ぎ】

1. 一世帯で夫婦が共に働いて生計を立てること。共働き。
   • 近来夫婦共稼ぎという声を盛んに聞く様（よう）になった。これは勿論（もちろん）生活の圧迫から来たのであろう。
     • 大隈重信『夫婦共稼ぎと女子の学問』1912年（明治45年）
   • 亭主どもは、毎日正味八時間オフィスで働いているが、共稼ぎをしなくてもよい階級の細君連は、日中大分閑があるらしい。
     • 中谷宇吉郎『知られざるアメリカ』1955年（昭和30年）
   • 家主の説明によると、私の他の四組の間借り人のうち二組は共稼ぎの若夫婦で、あとは美容院に勤めている姉妹と、家主の遠縁の神学生が一人で部屋に入っていた。
     • 山川方夫『愛のごとく』1964年（昭和39年）

動詞

活用と結合例

ともかせぎ-する 動詞活用表（日本語の活用）

サ行変格活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
ともかせぎ	し せ さ	し	する	する	すれ	しろ せよ

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	ともかせぎしない	未然形 + ない
否定(古風)	ともかせぎせず	未然形 + ず
自発・受身 可能・尊敬	ともかせぎされる	未然形 + れる
丁寧	ともかせぎします	連用形 + ます
過去・完了・状態	ともかせぎした	連用形 + た
言い切り	ともかせぎする	終止形のみ
名詞化	ともかせぎすること	連体形 + こと
仮定条件	ともかせぎすれば	仮定形 + ば
命令	ともかせぎしろ ともかせぎせよ	命令形のみ