- (東京式) とくしん [tòkúshíń] (平板型 – [0])
- IPA(?): [to̞kɯ̟ᵝɕĩɴ]
得心 (とくしん)
- 十分に納得すること。
- 先生はようやく得心したらしい様子であった。しかし私にはその意味がまるで解らなかった。――夏目漱石 (1914年). “図書カード:こころ”. 青空文庫. 2023年5月13日閲覧。
- 「さやうでございまする。私は総じて、見たものでなければ描けませぬ。よし描けても、得心が参りませぬ。それでは描けぬも同じ事でございませぬか。」――芥川龍之介 (1918年). “図書カード:地獄変”. 青空文庫. 2023年5月13日閲覧。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
得心しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
得心せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
得心される |
未然形 + れる
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丁寧 |
得心します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
得心した |
連用形 + た
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言い切り |
得心する |
終止形のみ
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名詞化 |
得心すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
得心すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
得心しろ 得心せよ |
命令形のみ
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