熟
漢字編集
熟
字源編集
- 会意形声。「火」+音符「孰」、「孰」は「享」+「丸(←丮)」の会意。「享(古体:亯)」は「郭」の原字で、城郭の象形、「丮」は、両手で工事するさま。「孰」は城郭に付属して建物を意味していたが、音を仮借し、「いずれ、だれ」の意に用いるようになったため、元の意は「土」を付し「塾」に引き継がれた。古体は「𦏧」であり、「羊」が加えられており食物に関連。「享」が献上物をとおして、「饗」と通じていたことから、饗応のための食物をよく煮る意となったか。藤堂明保は、「享」に関して、城郭を突き抜けるさまに似る金文の形態及び「亨」の意義などから、城郭を「すらりと通る」ことを原義としていることから、熱をよく通すことと解している。なお、「亨」に「火」を加えた「烹」も「煮る」の意を有する。
意義編集
日本語編集
発音編集
動詞編集
- (果実などが)うれる。
熟語編集
中国語編集
熟語編集
朝鮮語編集
- ハングル: 숙
- 文化観光部2000年式: suk
- マッキューン=ライシャワー式: suk
- イェール式: swuk