字源

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「丮」には二種類の字が存在する(別字衝突)。

  1. 「シュク」と読む字。象形。手で物を持ったり差し出したりする様子を象る[字源 1]。一説に漢語{祝 /*tuk/}を表す字。
    」「」「𢦚」「」「」などの字に含まれる。また、音符として「」や「」などの字に含まれる[字源 2]
  2. 「ケキ」と読む字。「」の略体。

しばしば楷書では「丸」と書かれるが「」という字とは無関係である。また、甲骨文字の形を見ればわかるように、「」はこの文字とも「丸」とも関係がない。

   

 

 
甲骨文字 金文

小篆

流伝の古文字
西周

説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、194頁。
    林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、141-142頁。
  2. 謝明文 「説夙及其相関之字」 『出土文献与古文字研究』第7輯 復旦大学出土文献与古文字研究中心編、上海古籍出版社、2018年、30-49頁。

関連字

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」を音符とする形声文字 (諧声域=*TUK)
端母 透母 定母
一等 平声 豪韻
上声 晧韻
去声 號韻 -
入声 沃韻 (心母: -
知母 徹母 澄母
二等 平声 肴韻
上声 巧韻 - -
去声 效韻
入声 覺韻
章母 昌母 常母
三等A 平声 尤韻
上声 有韻
去声 宥韻
入声 屋韻 (心母:𤥔 𨷙
知母 徹母 澄母
三等B 平声 尤韻
上声 有韻
去声 宥韻
入声 屋韻

意義

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  1. もつとる

日本語

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発音(?)

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熟語

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中国語

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*

熟語

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朝鮮語

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*

熟語

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コード等

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