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同字
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目次
1
日本語
1.1
名詞
1.1.1
用法
1.1.2
発音
(?)
1.1.3
関連語
1.1.3.1
対義語
1.1.3.2
複合語
2
参考文献
日本語
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名詞
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同
字
(どうじ)
字体
が同一または互いに
異体字
の関係にあり、使い分けがない文字。特に
漢字
について言う。
薬舗
の
碑
を見るに、蘇甦丸とあり、
同字
を
かさねて
書きたる
事
、如何と
あやしみ
問ひければ
答へて
そせい丸といふ
薬
なりといへり、
甦
を
生
と
心得て
書けるなり (
物集高見
『廣文庫 第19冊』「
俗字
」)〔1916年〜1918年〕
「
𠮟
」と「
叱
」は本来
別字
とされるが,その使用
実態
から見て,
異体
の
関係
にある
同字
と
認める
ことができる。(
文部科学省
『改定常用漢字表』)〔2010年〕
詩歌
における禁制の一つで、近接した
句
で
同じ
字を使うこと。
一句中に
同字
を
用ひる
は差支なきも、一首中に句を別にして
同字
を重ね用ひるは、原則として厭むべきものとされてゐる。(
河上肇
『閑人詩話』)〔1879年 - 1946年〕
『梅村載筆』に、
義堂
の
詩
三句ながら
同字
を蹈む事
日本
で始めなり、その
詩
は、〈馬頭角を生ずるはまた
難き
にあらず、
山上
に
舟
を
遣る
もまた難からず、難きはこれ難中の難一あり、夕陽
門外
人を
待つ
こと難し〉。(
南方熊楠
『十二支考 馬に関する民俗と伝説』)〔1918年〕
用法
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異体字
の関係にあることを表す用語としてほかに「
正字
」や「
俗字
」があるが、それらが標準的・非標準的の区別をするのに対して、語義1の用法での「同字」は標準的かどうかを区別しない。
発音
(
?
)
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ど↗ーじ
関連語
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正字
俗字
同声
同義
同音
同源
同語
重字
対義語
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別字
複合語
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同字別体
同字異体
同字異読
同字異訓
同字異義
同字病
同字切れ
同字去り
同字重複
同字別心
同字別吟
参考文献
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廣木一人編(2010年)『連歌辞典』「同字」、
ISBN 4490107781
。