日本語

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この単語の漢字
ひょう
第五学年
はん > ばん
第五学年
音読み 音読み

名詞

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(ひょうばん)

  1. (古用法) 評して是非善悪を判断すること、評定
  2. 世人が批評して言い触らすこと。うわさとりざた。その内容のよしあし。
    • 夫婦善哉は、何故か、評判がよくなかったが、大阪のああいう世界を描いた限り、私は傑作だと思った。(織田作之助 『東京文壇に与う』)
    • どうも女房をなくして以来、鬼の心境が変ったようだともっぱらの評判であった。(坂口安吾 『明治開化 安吾捕物 その二十 トンビ男』)
  3. 有名であること、噂の高いこと。
    • だから、如何に評判の絵でも、自分に興味のないものは一度きりで見ないで済むし、気に入った絵なら誰に気兼ねもなく何遍でも見て楽しむことが出来る。(寺田寅彦 『二科会展覧会雑感』)

翻訳

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動詞

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する (ひょうばんする)

  1. (古用法) 評して是非善悪を判断する、評定する。
    • 「あの時のわしの処置を知っているのはお前だけだ。面白かろう、徳島の城下へ行って評判するか」(吉川英治 『鳴門秘帖 鳴門の巻』)
  2. (古用法) 世人が批評して言いふらす。うわさする、とりざたする。
    • それを聞いて忠之は、利章等の諫書を讀んだ時よりも烈しく怒つて、山鹿の事を評判するものは見附次第討ち取れと命じた。(森鴎外 『栗山大膳』)

活用

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形容動詞

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(ひょうばん)

  1. 有名であるさま、噂の高いさま。
    • そこにはお種というきれい評判な娘もいるという。(田山花袋 『田舎教師』)

活用

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中国語

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発音

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  • 標準中国語:
    ピンイン: píngpàn
    注音符号: ㄆㄧㄥˊ ㄆㄢˋ
    IPA(?): /pʰiŋ³⁵ pʰän⁵¹/

動詞

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(簡体字:评判

  1. 批評判定する。
  2. 審判する。

名詞

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(簡体字:评判

  1. 審判

派生語

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朝鮮語

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名詞

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(ハングル:평판 (pyeongpan) )

  1. 評判。