あまる【余る】
- 残る。余分が出る。
- 程度がある数値以上になる。
- 数十間真直に聳えた幹の根元は、それ全体が瘤のように円く膨らんで、十尋に余るほどの大きさだった。(豊島与志雄「楠の話」)
- 能力や受容などの限度をこえる。
- (数学) 整数レベルの割り算で割り切れないで残りが出る。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
否定 | あまらない | 未然形 + ない |
意志・勧誘 | あまろう | 未然形音便 + う |
丁寧 | あまります | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | あまった | 連用形音便 + た |
言い切り | あまる | 終止形のみ |
名詞化 | あまること | 連体形 + こと |
仮定条件 | あまれば | 仮定形 + ば |
命令 | あまれ | 命令形のみ |
あまる【余る】
- 残る。
- (ある数量を)超える。
- (能力・分際などを)超える。
- あふれる。