きらい【嫌(い)】
- ある物を嫌う事、その気持ち。
- 映画俳優のすき、きらいにも、あんな心理的な答えをして生きている娘さんを、私たちは気の毒だと思う。(宮本百合子 『女の歴史 ――そこにある判断と責任の姿――』)
- ただ語学が好きで数学のきらいな学生諸君と、数学が好きで語学がきらいな学生諸君とに、その好きなものときらいなものとに存外共通な要素のある事を思いださせ、その好きなものに対する方法を利用してそのきらいなものを征服する道程を暗示したいと考えた。(寺田寅彦 『数学と語学』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
推量・意志 | きらいだろう | 未然形 + う |
過去・完了 | きらいだった | 連用形 + た |
否定形 | きらいでない | 連用形 + ない |
自動詞化 | きらいになる | 連用形 + なる |
言い切り | きらいだ | 終止形のみ |
名詞化 | きらいなこと | 連体形 + こと |
仮定条件 | きらいならば | 仮定形 + ば |
様態 | きらいそうだ | 語幹 + そうだ |
- (東京式) きらい [kìráí] (平板型 – [0])
- IPA(?): [kʲiɾa̠i]
- (京阪式) エラー: 引数1は"atamadaka", "nakadaka", "odaka", 又は "heiban" である必要があります。
きらい【嫌(い)】
- よくない傾向。
- 現在の日本の指導層の大多数は、正面からは全く反対のできないようなことを理由にして、自分たちの立場を正当化したがるきらいがあるが、そうしたずるさは、ひとり指導層だけに限られたことではないようだ。(下村湖人 『次郎物語 第五部』)
- (東京式) きらい [kìráí] (平板型 – [0])
- IPA(?): [kʲiɾa̠i]
- (京阪式) エラー: 引数1は"atamadaka", "nakadaka", "odaka", 又は "heiban" である必要があります。