しりぞく

日本語

語源

しり（後） + そく（退く）

動詞

しりぞく【退く】

1. 後へ下がる。
2. 貴人の前や公的な場所から帰る。
3. 試合などに敗れて引き下がる。
4. 試合などで途中交代して下がる。
5. 仕事を辞める。引退する。
   • 彼は先ず父の公使とし在任したブラジルに赴くために三田を去り、つづいて僕も三田の塾を退く。 (佐藤春夫 『分身の感あり 第二部 堀口大学』)

活用

活用と結合例

しりぞ-く 動詞活用表（日本語の活用）

カ行五段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
しりぞ	か こ	き い	く	く	け	け

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	しりぞかない	未然形 + ない
意志・勧誘	しりぞこう	未然形音便 + う
丁寧	しりぞきます	連用形 + ます
過去・完了・状態	しりぞいた	連用形音便 + た
言い切り	しりぞく	終止形のみ
名詞化	しりぞくこと	連体形 + こと
仮定条件	しりぞけば	仮定形 + ば
命令	しりぞけ	命令形のみ

発音

• (東京式) しりぞ​く [shìrízóꜜkù] (中高型 – [3])
• IPA^(?): [ɕiɾʲizo̞kɯ̟ᵝ]
• (京阪式) しりぞく

成句

• 退いて考える

対義語

• すすむ