よ

よ 教科書体

書き順

日本語

• 平仮名
• 五十音図: や行 お段
• いろは順: 15番目　「か」の次、「た」の前
• 字源: 与の草体
• 片仮名:ヨ
• ローマ字:yo
• Unicode
  • 16進: 3088 よ
  • 10進: 12424 よ

名詞: 四

1. 4（四）を意味する和語。よん。
   1. 古風な数え上げの時、単独で用いられる。
      • ひ（い）、ふ（う）、み（い）、よ、いつ
   2. 助数詞の人（にん）、年（ねん） 、時（じ） 、時間（じかん）などの前で、よんの代わりに用いる。
      • 四人（よにん）。四年（よねん）。四時（よじ）。四時間（よじかん）。四次元（よじげん）。四円（よえん）。四膳（よぜん）。四晩（よばん）。
      • 四代目（よんだいめ、よだいめ）。四番（よんばん、よばん）。

名詞: 世

1. 世。共通の特徴を備えた期間を区切った社会や時代。世の中。
   • 世も末
   • 世が世なら（=今が昔のような時代なら、その時代が別の時代状況なら）

名詞: 代

1. 代。ある人が統治をする期間。
   • 君が代
   • 先帝の御代（みよ）。

名詞: 予

1. 予、余。（古語：高貴な人が目下の者に対して用いる自称）わたし。

名詞: 夜

1. 夜。よる。古風。現代では複合語の一部として用いる。
   • ある夜。その夜。あくる夜。夜通し。夜風。夜霧。夜道。夜寒。夜遊び。

助詞

終助詞

1. 口語の終助詞。依頼・命令・誘いかけ、主体の意志、事実や知識の指摘、推測や感想の表明などを強調する。
   • もうやめようよ。
   • もうやめてよ。
   • もうやめなさいよ。
   • もうやめてくださいよ。
   • もうやめるよ。
   • もうやめるんだよ。
   • もうやめたよ。
   • もうやめたんだよ。
   • そこにあるよ。
   • 海は広いよ。
   • とても楽しかったよ。
   • よくがんばったよ。
   1. 女性的なもの。主に、だ あるいは です を省略してよを付ける。現在では少ない。
      • そうよ、それは私のものよ。（現在では男女ともに「そうだよ、それは私のものだよ。」とすることが多い）
      • もうやめるのよ。
      • もうやめたのよ。
      • とても楽しかったわよ。
      • よくがんばったわよ。
      • 今夜は雨になるでしょうよ。
      • 誰がやるのよ。
      • （古風）そんなこと知らなくてよ。それでも良くてよ。
   2. 男性的でぞんざいなもの。間投助詞は「よう」と長めに発音されることが多い。
      • 俺よ、お前によ、借りがあったと思うんだけどよ、そこんとこよ、なんとかしてくれよ。
      • もうやめろよ。
      • 今夜は雨になるだろうよ。
      • 誰がやるかよ。

助動詞

1. (方言, 俗語, 詩歌, 歌詞) 推量の助動詞ようだの語幹ようの短縮。「よな」「よに」の形で用いられることが多い。
   • 春の空はひかる、/絹のよにひかる、（金子みすゞ「空と海」）
   • 強くなれるよな気がした。

助詞

よ

1. （間投助詞）感動・詠嘆・呼びかけ・念押し・取り立て等の意味を表す。
   • 人の言ふらむことをまねぶらむよ（清少納言「枕草子」第四十一段『鳥よ』）
2. （格助詞、上代語）～より。
   • 天地の遠き初めよ世の中は常なきものと語り継ぎ（大伴家持、『万葉集』第19巻4160番）

用法

2はゆ・ゆりと同じ用法。