亢

漢字

亢

象形。人（大）が台（几）の上にいるさまを象る。「あがる」を意味する漢語｛亢 /*kʰˤaŋ-s/｝を表す字。
指事。「大」のすねの部分に印を加えたもの。「すね」を意味する漢語｛胻 /*ɡˤaŋ/｝を表す字。
- 人の喉を指す指事文字で、「のど」を意味する漢語｛頏 /*kˤaŋ/｝を表す字という説があるが、甲骨文字を見れば分かるように誤った分析である。

甲骨文字	金文	小篆	流伝の古文字

殷	西周	《説文》（漢）	《六書通》（明）

音	漢音: コウ[カゥ] 呉音: コウ[カゥ]
訓	訓読み: あ-がる、あ-たる、きわ-める、さえぎ-る、たか-い、たか-ぶる、のど

ローマ字表記
- 普通話
  - ピンイン: kàng (kang4), gāng (gang1)
  - ウェード式: k'ang⁴, kang¹
  - 注音符号: ㄎㄤˋ, ㄍㄤ
- 広東語
  - イェール式: kong3, gong1
- 呉語
  - ピンイン: khaon3
- 中古音: khangH, kang
- 上古音:
  - 鄭張: /*kʰaːŋs, *kaːŋ

kàng

Kàng

亢	U+4EA2, 亢 CJK 統合漢字-4EA2

文字コード (文字集合規格)
-	Unicode: U+4EA2
日	JIS X 0213/0208: 1面48区22点 [第2水準] (`Shift_JIS=0x98B4`, `EUC-JP=0xD0B6`, `ISO-2022-JP=0x5036`) MJ文字図形: MJ006464, MJ006465, MJ056886, MJ056979
中	GB18030: `0xBFBA`
台	Big5: `0xA4AE` CNS 11643: 1面 `0x446D`
韓	KS X 1001: `0x7971`