冒用 (ぼうよう)
- (法律) 名義の権利者の同意を得ないで、その名称等を使用すること。主に、他人の名を騙って法律行為を行ったり、文書を偽造したりする場合と著名な意匠などを無断で用いる場合(著名表示冒用行為)の用語。
- 氏名は、その個人の人格の象徴であり、人格権の一内容を構成するものというべきであるから、人は、その氏名を他人に冒用されない権利を有する(最高裁平成17(受)575号平成18年1月20日第二小法廷判決)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
冒用しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
冒用せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
冒用される |
未然形 + れる
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丁寧 |
冒用します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
冒用した |
連用形 + た
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言い切り |
冒用する |
終止形のみ
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名詞化 |
冒用すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
冒用すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
冒用しろ 冒用せよ |
命令形のみ
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