漢字

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字源

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  • 象形。もと「」の異体字で、把手の付いた筒や桶の類を象る。「おけ」を意味する漢語 /*hloongʔ/}を表す字。のち仮借して「つかう」を意味する漢語{ /*longs/}に用いる。[字源 1]
    • この文字の形について、鐘の形[字源 2]、棒状のものを差し込んださま[字源 3]、木の枠の形[字源 4]、木を組んだ柵の形[字源 5]、などと解釈する説があったが、いずれも誤った分析である。
  1. 于省吾 「釈用」 『甲骨文字釈林』 中華書局、1979年、359-361頁。
    裘錫圭 「甲骨文中的幾種楽器名称」 『中華文史論叢』第2輯 1980年、67-68頁。
    張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、781-787頁。
    季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、253-254頁。
    林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、366-367頁。
  2. 戴侗 『六書故』巻二十九。
  3. 葉玉森 「説契」 『学衡』第31期 1924年、4頁。
  4. 方国瑜 「字説」 『師大国学叢刊』第1巻1期。
  5. 白川静 『新訂 字統』 平凡社、2004年、877頁。

意義

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  1. つかうもちいる

語源

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  1. Axel Schuessler, ABC Etymological Dictionary of old chinese, University of Hawaii Press, 2006, p. 577.

日本語

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発音

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名詞

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  1. ヨウ用事用件
    • 「何か用?」
  2. ヨウ有用であること、有用性役に立つこと。
    • 「ものの用にならないな」

接尾辞

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  1. ヨウ用途。その用途に使うもの。
    • 家庭用。学習用。特別用。自分用。

熟語

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中国語

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動詞

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  1. 使つかう。
  2. 必要とする。
  3. 飲食する。

朝鮮語

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熟語

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ベトナム語

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コード等

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点字

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