漢字

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字源

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意義

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  1. (「𠮟」の異体字)しかる

日本語

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常用漢字(「𠮟」も通用字体[2]

表外漢字

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表外漢字

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動詞

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する (しっする)

  1. しかる
  2. 舌打ちをする。

活用

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熟語

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用法

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  • 辞書では「𠮟」(JIS第3水準)が「シツ、しかる」で本来は本字「叱」(JIS第1水準)は別字(「カ」、口を開くさま)とされるが、その使用実態から見て、「叱」は「𠮟」と異体の関係にある同字と認めることができる[2]
  • 実態としては、「シツ、しかる」として「叱」の方が「𠮟」よりも高い頻度で用いられている[3]

[1]

手書きの字形について

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  • つくり(右側の部分)は「七」「𠤎」「匕」などの書き方があり、いずれのように書いてもよい[4]

中国語

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朝鮮語

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ベトナム語

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*

文字情報

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U+53F1, 叱
CJK 統合漢字-53F1

[U+53F0]
CJK統合漢字
[U+53F2]

叱 U+2F83A, 叱
CJK 互換漢字-2F83A
叫
[U+2F839]
CJK互換漢字補助 吆
[U+2F83B]
文字コード (文字集合規格)
-
  • KS X 1001: 0x726A
字典掲載
康熙字典 173ページ, 2文字目
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 3248
新潮日本語漢字辞典 (2008) 1281
講談社新大字典 (1993) 1741
大漢語林 (1992) 1234
三星漢韓大辞典 (1988) 384ページ, 2文字目
漢語大字典 (1986-1989) 1巻, 572ページ, 6文字目

脚注

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  1. 1 2 辞書では本来「しかる」(シツ)と「口を開くさま」(カ)は別字とされ、後者はUnicode 14.0でU+53F1(叱)からU+2B738𫜸CJK統合漢字拡張C)に分離された。UTC #167 Minutes (L2/21-066) (Unicode Consortium) 参照。
  2. 1 2 3 常用漢字表(平成22年内閣告示第2号)「(付)字体についての解説
  3. 表外漢字字体表(平成12年国語審議会答申)「III 参考」「1 表外漢字における字体の違いとデザインの違い
  4. 『常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)』p.58 2016年2月29日 文化庁