峻厳 (しゅんげん)
- 峻しく厳しい様子。心が陋く、些細なことでも粗捜しする様子。
- しかし、「いき」のうちには「慮外ながら揚巻で御座んす」という、曲線では表わせない峻厳なところがある。冷たい無関心がある。「いき」の芸術形式がいわゆる「美的小」と異なった方向に赴くものであることは、これによってもおのずから明白である。(九鬼周造 『「いき」の構造』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
推量・意志 | 峻厳だろう | 未然形 + う |
過去・完了 | 峻厳だった | 連用形 + た |
否定形 | 峻厳でない | 連用形 + ない |
自動詞化 | 峻厳になる | 連用形 + なる |
言い切り | 峻厳だ | 終止形のみ |
名詞化 | 峻厳なこと | 連体形 + こと |
仮定条件 | 峻厳ならば | 仮定形 + ば |
様態 | 峻厳そうだ | 語幹 + そうだ |