往 来(おうらい)
- 行ったり来たりすること。交通。
- 道路。通り。
- 紛々と降りしきる雪のなかに、往来の男や女はそれからそれへと続いてゆく。(岡本綺堂『雪の一日』)
- お互いに行き来すること。交際。
- 考えや感情が現れたり消えたりすること。去来。
- お↗ーらい
- サ行変格活用
- 往来-する
- 行ったり来たりする。
- ロシア人やだったん人がふらふらと行ったり来たりしてゐた。全体祈ってゐるのだらうか畑を作ってゐるのだらうかと私は何べんも考へた。/実にふらふらと踊るやうに泳ぐやうに往来してゐた。(宮沢賢治『花椰菜』)
- お互いに行き来する。交際する。
- 学生時代の僕は第三次並びに第四次「新思潮」の同人と最も親密に往来してゐた。(芥川龍之介『「仮面」の人々』)
- 考えや感情が現れたり消えたりする。去来する。
- 少年の顔に往来する失望や当惑に満ちた表情。(芥川龍之介『浅草公園―或シナリオ―』)
往来 (繁): 往來 (wǎnglái)
- 往来する
- 交際する