きこゆ

古典日本語

語源

「きかゆ」 < 「きく」の未然形 + 受身・可能・自発の助動詞「ゆ」

発音

四拍動詞一類^(?)

• 連体形

  (平安時代)きこゆる

  (南北朝時代)きこゆる

  (室町時代)きこゆる

  (江戸時代)きこゆる

動詞

きこゆ【聞こゆ】

1. 聞（き）こえる。
2. 世間に知（し）られる。噂（うわさ）される。
3. 理解できる。訳（わけ）が分（わ）かる。
4. 思（おも）われる。
5. （「言ふ」の謙譲語）申（もう）し上（あ）げる。
6. 差（さ）し上（あ）げる。
7. 〜とお呼（よ）びする。
8. （動詞の連用形に付いて）お〜申し上げる。

きこ-ゆ 動詞活用表（日本語の活用）

ヤ行下二段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
きこ	え	え	ゆ	ゆる	ゆれ	えよ

諸言語への影響

• 現代日本語: きこえる