しらくも

日本語

名詞: 白雲

しらくも【白雲】

1. (雲) 白い雲。しろくも。白雲^{（はくうん）}。
   • 後居而 吾恋居者 白雲 棚引山乎 今日香越濫（『万葉集』巻九1681）

     後れゐて 吾が恋ひ居れば 白雲の棚引く山を 今日か越ゆらむ

   • 書斎から見ると、甕の水に青空が落ちて、其処に水中の天がある。時々は白雲が浮く。（徳冨健次郎『みみずのたはこと』）

発音

• (東京式) しらくも [shìrákúmó] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [ɕiɾa̠kɯ̟ᵝmo̞]
• (京阪式) しらくも

対義語

• 黒雲^{（こくうん / くろくも）}

翻訳

• 英語: white clouds, woolly clouds

名詞: 白禿瘡・白癬・白雲

しらくも【白禿瘡・白癬・白雲】

1. (病気) 頭部にできる白癬。いわゆる白癬菌などの糸状菌によって生じる皮膚病。
   • 虎膏は狗噛瘡を治し、下部に納（いれ）れば痔病で血下るを治し、内服せば反胃^（かく）を治し、煎消して小児の頭瘡白禿^{（しらくも）}に塗ると『本草』に見ゆ。（南方熊楠『十二支考』）

関連語

• 複合語: しらくもあたま