ねる
日本語編集
動詞:寝る編集
- 睡眠をとる。ねむる。
- 「私は今夜寝る所もないので、どうしたものかと考えているのです」と、恐る恐る返事をしました。(芥川龍之介 『杜子春』)
- 横たわる。
- (とねる、の形で婉曲に) 性交する。
- 活用されないままである。
活用編集
ナ行下一段活用 | ||||||
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語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 |
(語幹無し) | ね | ね | ねる | ねる | ねれ | ねろ ねよ |
意味 | 語形 | 結合 |
---|---|---|
否定 | ねない | 未然形 + ない |
意志・勧誘 | ねよう | 未然形 + よう |
丁寧 | ねます | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | ねた | 連用形 + た |
言い切り | ねる | 終止形のみ |
名詞化 | ねること | 連体形 + こと |
仮定条件 | ねれば | 仮定形 + ば |
命令 | ねろ ねよ |
命令形のみ |
対義語編集
関連語編集
語義1
- 他動詞形:ねかす、ねかせる、ねせる
成句編集
語義3
発音編集
- ネ↗ル↘
翻訳編集
性交する
- エスペラント: koiti
動詞:練る編集
- 火にかけるなどして、時間をかけて、むらのないようにこね固める。
- 小児が外に遊ぶ時は土を煉りて、様様の物を作る(新保磐次『日本読本』1887)
- 金属を焼いて硬質なものにきたえる。
- 人格、学問、技能を鍛える。修行する。修養する。
- 先ず心境を練ることをしないで、ただ先へとばかり進みたがるのは、多くの未成大家の弊である。(豊島与志雄『旅人の言』「野に声なし」1924)
- よりよくするために内容を検討したり、手を加えたりする。
- 美妙巧緻の文章をもて其の模範となし師表となしもて其文を練るべきなり(坪内逍遙『小説神髄』上「小説の裨益」1886)
- 海水を煮て塩を精製する。
- 行列を作ってゆっくり進む。
- 太夫とおなじ顔して、練ってゆくもおかし(浮世草子・傾城色三味線、1701)
活用編集
ラ行五段活用 | ||||||
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語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 |
ね | ら ろ |
り っ |
る | る | れ | れ |
意味 | 語形 | 結合 |
---|---|---|
否定 | ねらない | 未然形 + ない |
意志・勧誘 | ねろう | 未然形音便 + う |
丁寧 | ねります | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | ねった | 連用形音便 + た |
言い切り | ねる | 終止形のみ |
名詞化 | ねること | 連体形 + こと |
仮定条件 | ねれば | 仮定形 + ば |
命令 | ねれ | 命令形のみ |
関連語編集
類義語編集
語義1
- 捏ねる
語義2
語義3
熟語編集
語義1
語義4
語義6
発音編集
- ネ↘ル
翻訳編集
語義1:こねる
- エスペラント: knedi