漢字

字源

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  • まもる」を意味する漢語 /*wrats/}を表す字。甲骨文字には「道路)」「 (人の足)」「 (領地)」「 (領地)」を組み合わせた複数の字体が存在するため、形の変化過程には議論があるが、領地の周辺を見回るさまを象った象形文字であるという点では一致している[字源 1]。楷書の「帀」は甲骨文字の「方」に由来する[字源 2]。のち「」とも書かれる。
  1. 王子楊 『甲骨文字形類組差異現象研究』 中西書局、2013年、48-49頁。
    郭仕超 『甲骨文字形演変研究』 中国社会科学出版社、2016年、61-63頁。
    李発 『甲骨軍事刻辞整理与研究』 中華書局、2018年、389-393頁。
  2. 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、125-128頁。
    林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、491-492頁。
    李発 『甲骨軍事刻辞整理与研究』 中華書局、2018年、389-393頁。

意義

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  1. まもる
  2. 建物などを定常的に警護すること又はその人。
  3. 周りを取り囲む。
  4. 中国代の諸侯国の一つ。武王の康叔こうしゅくとし、朝歌をとした。紀元前209年滅ぼされた。

日本語

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表外漢字

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中国語

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朝鮮語

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文字情報

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U+885E, 衞
CJK 統合漢字-885E

[U+885D]
CJK統合漢字
[U+885F]
文字コード (文字集合規格)
-
  • KS X 1002: 0x695F
字典掲載
康熙字典 1110ページ, 7文字目
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 34074
新潮日本語漢字辞典 (2008) 11520
角川大字源 (1992) 8996
講談社新大字典 (1993) 15128
大漢語林 (1992) 10309
三星漢韓大辞典 (1988) 1574ページ, 13文字目
漢語大字典 (1986-1989) 2巻, 848ページ, 7文字目