かこ

かご も参照。

日本語

名詞: 水夫・水手・加子

かこ【水夫 / 水手 / 加子】

1. (海事, 職業) 舵取り。船舶の乗組員。「か」は「梶（かじ）」、「こ」は「人」の意。
   • 湖面を見つづけていた船頭の叫びで、水手共が、よってたかって眼を皿のようにする。（中里介山『大菩薩峠』）

発音

• (東京式) か​こ [káꜜkò] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [ka̠ko̞]

類義語

• 海員、水夫（すいふ）、船員、船方、船乗り、舟人

翻訳

• 英語: sailor ^(en), seaman ^(en)

名詞: 鹿子

かこ【鹿子】

1. (鯨偶蹄類) 鹿の子。小鹿。また、鹿。
   • 名兒乃海乎 朝榜来者 海中尓 鹿子曽鳴成 憾怜其水手（『万葉集』第七巻1417）

     名児^（なご）の海を 朝漕ぎ来れば 海中（わたなか）に 鹿子ぞ鳴くなる あはれその水手^（かこ）

発音

• (東京式) か​こ [káꜜkò] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [ka̠ko̞]

翻訳

• 英語: fawn ^(en), young deer

名詞: 鉸具

かこ【鉸具】

1. 革帯などに用いる留め具。尾錠。かく。バックル。
2. 鐙（あぶみ）の上部にある金具。鞍（くら）と鐙とを繋ぐために用いる。かく。

発音

• (東京式) か​こ [káꜜkò] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [ka̠ko̞]

翻訳

（語義1）

• 英語: buckle ^(en)

同音異義語

かこ

1. 【加挙】：規定量を超えて出挙（すいこ）した、その増加分。
2. 【過去】：①過ぎ去った時。②好ましくない前歴。③三世の一つ。前世。過去世。④文法で、ある時点よりも前の動作や状態を表す表現。
3. 【課戸】：律令制下において、課口がいる戸。
4. 【鍋戸】：大鍋で海水を煮詰めて塩を作る人々。