漢字編集

字源編集

  • 会意。「」+「(手の動作)」+「口」、戸を手でひらく。「口」は言葉を発することを表すものか?

意義編集

  1. ひらく
  2. はじめる
  3. 言葉を発する、説明する。
    1. 特に、目上の者に申しあげる。
    2. (日本)貴人(天皇に準ずる三后皇太子など)の行動。

日本語編集

発音(?)編集

動詞編集

啓す

  1. 貴人、後に、天皇に準ずる三后皇太子などに対して)申し上げる
    • する」「奏上する」は、天皇、上皇法皇に対して用い、「啓す」はそれに準ずる貴人に対して用いる。いわゆる、絶対敬語。なお、「啓上」は「啓する」ほど強い敬意の含意はない。
    • 心も乱れて、啓すべき方もなければ、「ただ、『かけまくもかしこき神のしるしには鶴のよはひとなりぬべきかな』、あまりにやと啓せさせたまへ」とて参らせつ。(清少納言枕草子』)
      (宮中を離れ実家にいる清少納言の元へ、中宮定子から紙が贈られ、戻って来るようにとの催促があったのに対し)落ち着いてはいられないのですが、(中宮定子に)申し上げる方法もないので、(使いの者に)「ただ、『口に出すのも畏れ多い神(「紙」とかける)様のご霊験で鶴のように千年もの寿命を生きることになりそうです』、ちょっと大袈裟でしょうか、と(中宮様に)申し上げてください」と言って、帰参させた。

熟語編集


中国語編集

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熟語編集


朝鮮語編集

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熟語編集


コード等編集

点字編集