此
漢字編集
此
字源編集
- 「止(シ)+ヒ」の会意である。止は「足」の旨と「シ」という音とを表し、「ヒ」は「わずかに開く」という旨(むね)を表す。「足をわずかに開いて踏む足元」という旨(むね)の言意(いい)から、「ここ」・「これ」・「こ-の」などの旨(むね)をも言い表すに至ったとされる[2]。
意義編集
用例:徳有れば此に人有り。人有れば此に土有り。土有れば此に財有り。財有れば此に用有り(〔君子に〕徳があればその結果として〔国に〕人が集まってくる。国に人が集まってくればその結果として国土を保つことが出来る。国土を保つことが出来ればその結果として国が豊かになる。国が豊かになればその結果として流通も盛んになる)(『大学』)。
用例:此くの如(ごと)くんば則(すなわ)ち天下に於(お)いて敵無し(こういった在りさまであれば天下無敵である)(『孟子』公孫丑上)[3]。
脚注編集
日本語編集
発音編集
熟語編集
中国語編集
熟語編集
朝鮮語編集
- ハングル: 차
- 音訓読み: 이 차
- 文化観光部2000年式: cha
- マッキューン=ライシャワー式: ch'a
- イェール式: cha