漢字

字源

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甲骨文字 金文

簡帛文字

古文

小篆

流伝の古文字
西周

戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 屈万里 「甲骨文从比二字弁」 『中央研究院歴史語研究所集刊』第13本 1948年、213-217頁。
    林澐 「甲骨文中的商代方国聯盟」 『古文字研究』第6輯 四川大学歴史系古文字研究室編、中華書局、67-92頁。「古文字學研究文獻提要:林澐の研究より」『漢字學研究』10 (2022)の「甲骨文中的商代方國聯盟」節, 111-114頁(佐藤信弥著)も参照。

意義

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  1. くらべる
  2. ならぶならべる
  3. よそえるなぞらえるたぐえる。また、たぐい
  4. ころころおい
  5. 比律賓フィリピン略称
  6. 六十四卦の一つ。卦の形は であり、坤下坎上で構成される。
  7. 手伝う
  8. 調和が取れている。和協
  9. 同じ一致している。
  10. 以前
  11. 共謀する。
  12. で、に当てる部分。
  13. ベグ
  14. 調査する。
  15. 合っている。適している。
  16. 類似する。
  17. ...に倣う
  18. 身振り手振りをする。
  19. 向かう
  20. (古用法)犯人逮捕や、納めるまでの時間制限。
  21. の六義の一つ。
  22. 本来
  23. 比率割合
  24. 試合などで、点数を比較するときに使用される字。
  25. 」の古字(『説文解字注』掲載)。梳櫛
  26. 」の通字(『説文通訓定聲』掲載)。
  27. 」の通字(『説文叚借義證』掲載)。始め
  28. 」の同字(『集韻』掲載)。

日本語

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教育漢字 (第5学年)

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名詞

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  1. 比率割合わりあい
    • 百分
    • 分数は整数のを表した数だ。
  2. 比肩しうるもの。比較の対象。くらべもの。
    • 中国の少子高齢化は日本のではない。(=日本の水準を大きく超えている)
  3. ころおおまかな時期

接頭辞

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(ひ)

  1. (熱力学) 質量の大きさによって変わる性質がある物理量の名称に付けて、単位質量当たりの物理量であること示す。

派生語

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造語成分・略称

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比律賓の第1字)

  1. フィリピンを意味する語を作る。

熟語

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中国語

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*

副詞

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  1. すべて
  2. 繰り返し
  3. 最近

介詞

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  1. (比較構文を作る)~よりも。
    • 弟弟大五岁
      私は弟より5歳年上です。

熟語

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朝鮮語

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*

名詞

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  1. 比。
  2. 比例
  3. 比率

熟語

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チワン語

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ローマ字表記

  1. ている。
  2. 例え
  3. くらべる
  4. (方言)山歌
  1. 𰐕」の同字

ブイ語

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ローマ字表記

名詞

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  1. 詩歌山歌
  2. 楽器の一種。
  3. 両側にのある

ベトナム語

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*

固有名詞

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Bỉ

  1. ベルギー

熟語

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文字情報

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U+6BD4, 比
CJK 統合漢字-6BD4

[U+6BD3]
CJK統合漢字
[U+6BD5]
文字コード (文字集合規格)
-
  • KS X 1001: 0x5D6F


漢点字 六点漢字
字典掲載
康熙字典 590ページ, 9文字目
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 16743
新潮日本語漢字辞典 (2008) 5764
角川大字源 (1992) 4752
講談社新大字典 (1993) 8065
大漢語林 (1992) 5718
三星漢韓大辞典 (1988) 982ページ, 4文字目
漢語大字典 (1986-1989) 2巻, 1415ページ, 8文字目