致
- 形声。「人」+音符「至 /*TIT/」[字源 1]。のち「人」に羨符(意味を持たない装飾的な記号)「𫝀」を加えて「致」の字体となる。「いたす」を意味する漢語{致 /*trits/}を表す字。
- ↑ 何琳儀 『戦国古文字典』 中華書局、1998年、1087頁。
- ↑ 陳漢平 『金文編訂補』 中国社会科学出版社、1993年、134頁。
- いた-す。
- おくる。つかわす。「送致」
- 伝える。「致言ゲンをいたす」
- かえす。官を辞する。「致仕」
- まかす。ゆだねる。「事君能致其身きみにつかえてよくそのみをいたす」〈論語・学而〉
- いたらせる。まねきよせる。「招致」
- いどむ「致戦たたかいをいたす」
- きわめる。きわめつくす。「君子学以致其道クンシはまなびてもってそのみちをいたす」〈論語・子張〉
- なす。なしとげる。
- おもむき。ありさま。「風致」
- むね。意味。趣旨。「一致」「合致」
- こまかい。=緻。「緻密」
- いたる。とどく。=至。
- Unicode
- 16進: 81F4
致
- 10進: 33268
致
- JIS X 0208(-1978,1983,1990)
- 四角号碼 : 18140
- 倉頡入力法 : 一土人大 (MGOK)