漢字

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字源

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  • 象形。原字は「竽」と呼ばれる管楽器を象り、筆画を大幅に省略して「于」の字体となる[字源 1]漢語 /*w(r)a/}を表す字。のち仮借して場所を表す助詞 /*wa/}に用いる。
    • 説文解字』では「」+「」と分析されているが、甲骨文字の形を見ればわかるように、誤った分析である。
   

 

 

 
甲骨文字 金文

簡帛文字

小篆

流伝の古文字
西周

戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 裘錫圭 「甲骨文中的幾種楽器名称」 『中華文史論叢』第2輯 1980年、64-65頁。
    季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、395頁。
    葛亮 「古字新識(十九)――説“烏”“於”“于”」 『書与画』2021年第7期 55-56頁。

関連字

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」を音符とする形声文字 (諧声域=*WA)
見母 溪母 匣母 影母 曉母
一等 平声 模韻 𢎰 洿𢎰
上声 姥韻 𪄮洿𡜂
去声 暮韻
(並母:𩢕𩣔

(過韻:
入声 鐸韻
見母 溪母 匣母 影母 曉母
二等 平声 麻韻 𧪮
上声 馬韻 - -
去声 禡韻
入声 陌韻
見母 溪母 云母 影母 曉母
三等A 平声 虞韻 (滂母:
(支韻:
𦏴𧘘𠌶𦱃 𦀒𠌶𢖳
上声 麌韻
(邪母馬韻:
𦀒
去声 遇韻
入声 藥韻 (月韻:

意義

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  1. (感動の声)「あぁ」
  2. (場所を表わす助詞)~、~

語源

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  • シナ・チベット祖語 *wa (行く)より派生。文法化されて助詞となった。

日本語

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発音

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中国語

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*

介詞

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(yú,  (繁): )

  1. (場所)~で。
  2. (方向)~に。
  3. (対象)~に。
  4. (由来)~から。
  5. (比較)~より。
  6. (受身に用い)~により。

接尾辞

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(yú,  (繁): )

  1. 形容詞を構成。
  2. 動詞を構成。

熟語

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朝鮮語

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*


ベトナム語

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*



コード等

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