懊悩 (おうのう)
- (心の奥で)悩み悶えること。
語義1・2
- (心の奥で)悩み悶えるさま。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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自動詞化 |
懊悩とする |
連用形 + する
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名詞化 |
懊悩たること |
連体形 + こと
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活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
懊悩しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
懊悩せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
懊悩される |
未然形 + れる
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丁寧 |
懊悩します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
懊悩した |
連用形 + た
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言い切り |
懊悩する |
終止形のみ
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名詞化 |
懊悩すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
懊悩すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
懊悩しろ 懊悩せよ |
命令形のみ
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- 座敷の隣の室は細君の産褥で、細君は手伝に来ている姉から若い女門下生の美しい容色であることを聞いて少なからず懊悩した。(田山花袋『蒲団』)〔1952年〕