きみ

日本語

代名詞

きみ 【君】

1. 同輩又は目下の者に対する二人称。主に男性が会話において用いる。「あなた」よりぞんざいだが、「おまえ」より丁寧。

語源

• 古語きみより。幕末、いわゆる勤皇の志士が、自称の「僕」や、敬称「君」とともに用い始めたものといわれる。また、平安時代には、女性が男性を呼ぶときに用いたため、それにさかのぼるともいわれる。

訳語

第二人称代名詞（親称）

• イタリア語: tu
• インターリングア: tu
• インドネシア語: engkau, kau, kamu
• ウルドゥー語: تو (tū)
• 英語: you, thou(古語)
• エスペラント: vi, ci（親しい友人や家族でのみ使用）
• オランダ語: jij, je
• カタルーニャ語: tu
• グアラニ語: nde
• スウェーデン語: du
• スペイン語: tú, vos
• スロヴェニア語: ti
• 中国語: 你 (nǐ)
• 朝鮮語: 너, 그대（詩的）
• ドイツ語: du, Sie
• トク・ピジン: yu
• トルコ語: sen
• ヒンディー語: तू (tū)
• フィンランド語: sinä
• フランス語: tu
• ベトナム語: anh, chị, ông, bà, con, em, bạn;（友人や目下の者に対してでなければ失礼）ngươi, mày
• ペルシア語: تو (to)
• ポルトガル語: tu, você
• ラテン語: tu
• ルーマニア語: tu
• ロシア語: ты (ty)

名詞:黄身

黄身

きみ 【黄 身】

1. 鳥等の卵の内部にある卵細胞。きいみ。卵黄。

関連語

• 白身（しろみ）

翻訳

卵黄

• イタリア語: tuorlo 男性
• 英語: yolk, egg yolk
• オランダ語: eidooier 男性, eigeel 中性
• クルド語: zerik 女性, zerdik 女性, zere 女性, zerde 女性, zerk 女性
• 古英語: ǣġerġeolu
• スウェーデン語: äggula
• スロヴェニア語: rumenjak 男性
• タイ語: ไข่แดง
• ドイツ語: Gelb 中性
• フィンランド語: keltuainen
• フランス語: jaune d’œuf 男性, jaune 男性
• ポルトガル語: gema 女性
• ロシア語: желток (želtók) 男性

名詞:黄味・黄み

きみ 【黄 味, 黄み】

1. 黄色い様子。
   • 黄みがかった

同音異義語

きみ

• 【気味】心持、気持ち。
• 【鬼魅】鬼（おに）と化け物。

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古典日本語

名詞:君

きみ 【君, 公】

1. 主人、君主。
2. 夫（おっと）

関連語

• おおきみ

名詞:黍・稷

きみ 【黍, 稷】

1. イネ科の一年草。現代ではきびと呼称される穀物で五穀の一つ。日本には弥生時代に中国から伝来した。(秋の季語)

関連語

• 五穀: 米（こめ）, 麦（むぎ）, 粟（あわ）, 黍（きび）, 豆（まめ）