しらんぷり

日本語

名詞

しらんぷり【知らんぷり・知らん振り】

1. 知っているにも拘らず、知らないかのように振舞うこと。
   • 私の部屋の窓から、その隣りの宿の、娘さんの部屋が見えて、お互い朝夕、顔を見合せていたのであるが、どっちも挨拶したことは無し、知らん振りであった。（太宰治『俗天使』）

発音^(?)

し↗ら↘んぷり

動詞

1. 知っているにも拘らず、知らないかのように振舞う。
   • 今夜これから誰か女のひとのところへ遊びに行き、知らん振りして帰って来る。（太宰治『作家の手帖』）

活用

活用と結合例

しらんぷり-する 動詞活用表（日本語の活用）

サ行変格活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
しらんぷり	し せ さ	し	する	する	すれ	しろ せよ

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	しらんぷりしない	未然形 + ない
否定(古風)	しらんぷりせず	未然形 + ず
自発・受身 可能・尊敬	しらんぷりされる	未然形 + れる
丁寧	しらんぷりします	連用形 + ます
過去・完了・状態	しらんぷりした	連用形 + た
言い切り	しらんぷりする	終止形のみ
名詞化	しらんぷりすること	連体形 + こと
仮定条件	しらんぷりすれば	仮定形 + ば
命令	しらんぷりしろ しらんぷりせよ	命令形のみ

類義語

• しらぬふり、そしらぬふり
• しらばくれる、白を切る

翻訳

• 英語: pretend ignorance, pretend not to know