とおる
日本語編集
語源編集
古典日本語「とほる」
動詞編集
- ある地点を過ぎて行く。
- 移動する道筋ができる。
- 【徹る】隅・奥・反対側まで届く。
- 【通る・徹る】遠くまで伝わる。
- 男性的であり、意志的であり、調子ッ外れでない限り、よく通るといふだけでも強味がある声だと私は思つてゐる。(岸田國士 『「語られる言葉」の美』)
- 【透る】光や液体が内部・反対側に達する。
- 及第する。合格する。
- 抵抗なく成立する。
- 内容に矛盾がなく、論理的に整っている。
- 世間に広く知られている。
活用編集
ラ行五段活用 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 |
とお | ら ろ |
り っ |
る | る | れ | れ |
意味 | 語形 | 結合 |
---|---|---|
否定 | とおらない | 未然形 + ない |
意志・勧誘 | とおろう | 未然形音便 + う |
丁寧 | とおります | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | とおった | 連用形音便 + た |
言い切り | とおる | 終止形のみ |
名詞化 | とおること | 連体形 + こと |
仮定条件 | とおれば | 仮定形 + ば |
命令 | とおれ | 命令形のみ |
発音編集
- と↘ーる
関連語編集
対義語編集
- (及第する):おちる
翻訳編集
- ある地点を過ぎて行く