字源

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  • 会意。「」+「」(楷書では羨筆を足して「𡈼」「王」と書かれる)+「」、人が音をよく聞き取るさまを象る[字源 1]。「きく」を意味する漢語 /*hleeng/}を表す字。のち仮借して「すぐれた人」を意味する漢語{ /*hlengs/}に用いる。
    • 『説文解字』では「」+音符「」と説明されているが、これは誤った分析である。甲骨文字金文の形を見ればわかるように「」とは関係がない。
  1. 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、2777-2781頁。
    季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、840頁。
    林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、207頁。

意義

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  1. きよらか。通常の人間より品格道徳優れており、宗教的に特別扱いで崇敬を受けていること。
  2. 宗教に関係するものとして特別扱いされていること。
  3. ひじり宗教的・道徳的に崇敬されている者。
    1. 徳の高かったキリスト教の教徒に対する敬称。
      • 「聖イグナティオス」
  4. 偉人。優れた功績を遺した人物。

日本語

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発音(?)

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名詞

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  1. ひじり)徳の高い僧侶に対する敬称
  2. ひじり)ある技能に極めて長けている人。
  3. ひじり布教勧進又は仏具販売のために諸国遊行する下級の僧侶。

手書きの字形について

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  • 構成要素「耳」の第5画(横画)は縦画をつき抜けて書いてもよい[1]

熟語

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中国語

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熟語

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朝鮮語

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熟語

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ベトナム語

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コード等

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脚注

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