漢字

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  • 部首: + 0
  • 総画: 3画
  • 筆順 :  
    • (中国の字体。日本の字体は、左払いが縦画の右から始まるものが一般的)

字源

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  • 象形。もと「」と同一形で、杙の形[字源 1]。のち仮借して「素質」「能力」を意味する漢語{ /*dzəə/}に用いる。
    • 説文解字』では草の芽生えを象るとされているが、甲骨文字の形を見ればわかるように、これは誤った分析である。
   

 

 
甲骨文字 金文

小篆

流伝の古文字
西周

説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 何琳儀 『戦国古文字典』 中華書局、1998年、99頁。
    陳剣 「釈造」 『出土文献与古文字研究』第一輯 復旦大学出土文献与古文字研究中心編、復旦大学出版社、2006年、67-68頁。
    季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、495-496頁。

関連字

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」を音符とする形声文字 (諧声域=*TSƏ)
精母 清母 從母 心母
一等 平声 咍韻 𤆎𢦏𦳦 𦬁
上声 海韻 -
去声 代韻 𨚵𩛥
入声 德韻
莊母 初母 崇母 生母
二等 平声 皆韻 𡺵
上声 駭韻 - - - -
去声 怪韻 - -
入声 麥韻
精母 清母 從母 心母
三等A 平声 之韻 -
上声 止韻 - -
去声 志韻 -
(寘韻:𧧟
入声 職韻 -
莊母 初母 崇母 生母
三等B 平声 之韻
上声 止韻
去声 志韻
入声 職韻

意義

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  1. 人間素質

日本語

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発音

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名詞

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  1. サイ 古語:ざえ)あることに秀でた能力。

接尾辞

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  1. サイ年齢を数える助数詞」に代え俗用されるもの。

熟語

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手書きの字形について

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  • 第2画の縦線ははねてもとめてもよい。[1]
  • 第3画の始筆の位置は、以下のいずれでもよい。[2]
    • 縦線から右に出ないで書く(上記筆順画像のように書く)
    • 縦線からわずかに右にずれた位置から書く(学校で教わる書き方)
    • 縦線と明確に交差するように書く(多くの明朝体やゴシック体などに見られるような書き方)
  • 第2画を右にそらせた書き方(「戈」から点を除いたような形(𭠍))もある。その場合、第2画のはね方は下から上になる[3]
  • 第3画が縦線の左側から右側に下した形もある[3]

中国語

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*

名詞

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  1. 才能

副詞

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  1. やっとようやく
  2. たったたったいま
  3. ただ~に過ぎない。

熟語

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朝鮮語

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*

熟語

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ベトナム語

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*

名詞

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  1. 才能

形容詞

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  1. 才能がある。

コード等

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点字

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脚注

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  1. 『常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)』p.54 2016年2月29日 文化庁
  2. 『常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)』p.56,p.114 2016年2月29日 文化庁
  3. 3.0 3.1 『袖珍五体字類』法書会編輯部 編 p.200 (西東書房,1916)