字源

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小篆

流伝の古文字
説文
(漢)
《六書通》
(明)

意義

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  1. くさ、特に、どこにでも容易に生え、食用等にあまり役に立たないもの。
  2. まにあわせの。粗末な。
  3. 田舎の、在野
  4. はじめの
  5. 下書き
  6. 書体の一つ。草書
  7. 忍びの者。間者

日本語

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発音

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名詞

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  1. くさ草本植物の総称。特に、どこにでも容易に生え、食用等にあまり役に立たないものをいう。
  2. くさ)[中世末から近世] 忍者。少人数で敵地に侵入し偵察や襲撃を行なう部隊。
    • 悪党ヲ放懸ケ所々ヘ草ヲ入ルヘシ」[1]
  3. くさ略式。形態が本格的ではなく、簡略化されていること。接頭辞的に用いられる。
    • 競馬 / 野球
  4. くさ (インターネットスラング) 「(笑)」の代用表記としての「w」の別称。また笑うこと。
    • 草を生やす、草が生える(=「w」をたくさん書く、大笑いする)

派生語

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熟語

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中国語

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*

語源

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シナ・チベット祖語 *r-tswa-n

名詞

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cǎo

  1. くさ

人名

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Cǎo

  1. 中国人ののひとつ。

熟語

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朝鮮語

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*

名詞

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  1. くさ
  2. 乾草
  3. 草案
  4. 起草

熟語

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ベトナム語

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*

名詞

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  1. くさ

コード等

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点字

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脚注

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  1. 『貞山公治家記録』巻之三、天正17年3月12日条の伊達政宗書状抄。平重道編『伊達治家記録』(宝文堂、1972年)1の370頁。